よくある質問

設置・環境について
  • すでに太陽光パネルを設置しているけど後からでも設置はできるの?
    可能です。当社ではFIT(固定価格買取制度)満了時に蓄電池を後付けされるお客様が増えています。
    また、現在ではほとんどのメーカー同士で太陽光発電システムと蓄電池の組み合わせが可能となっており、連携できるようになっております。しかし、太陽光発電システムによってはメーカー・機種の制約により一部連携できない場合がありますので、ヒアリング・現地調査等で確認させていただいた上でのご提案をいたします。
  • 太陽光パネルを設置しないと蓄電池は使えない?
    蓄電池単体でのご使用も可能です。
    蓄電池の設置は、
    電気代が安い夜間の電気を貯めることができ、日中の使用電気量を抑えることができる
    災害時の電力を確保することができる といったメリットがあります。
    節電などの効果をより引き出すために、太陽光発電との組み合わせ設置が多いですが、当社ではお客様のご状況・ご希望に沿ったご提案を心掛けております。
  • 設置する場所は屋外?屋内?
    蓄電池には、屋内設置のものと、屋外設置のものがあります。
    屋外設置であれば、①直射日光が当たらないこと②高温多湿でないこと③ほこりの少ない場所④塩害地域でないこと等の条件を満たす必要があります。
    屋内設置であれば、①分電盤に近いこと②使用したい機器に近いこと、という条件があります。
    現在、国内のメーカーが家庭用として販売している蓄電池は、屋外への設置を前提とした製品が多いですが、設置場所の条件および、ご要望に応じたご提案をいたします。
  • 発注から設置完了までどのくらいかかる?
    蓄電池設置までに必要な期間は、購入された蓄電池の種類によって異なりますが、購入から設置完了までおおよそ1〜2ヶ月程度です。蓄電池の設置には設備の認定申請や様々な手続きが必要となり、補助金の申請をする場合にさらに時間がかかることもありますので、設置は余裕を持って計画することをおすすめしております。
  • 設置工事自体は何日くらい?
    機器設置工事は1〜2日程度で完了します。屋外定置型の場合、蓄電池設置前にコンクリート基礎工事が必要となる場合は、基礎工事後~養生期間で約1週間掛かります。工事終了後には蓄電池の動作テストと 操作方法をお伝えいたします。
  • 蓄電池を設置するときに手続きなどは必要なの?
    蓄電池を設置すると電力会社、経済産業省への申請が必要となります(自治体の補助金を使用される場合には別の申請が必要となります)
    必要な申請は当社でお手伝いいたしますのでご安心ください。申請時にはご本人様にご取得いただく書類や、ご記入ご捺印いただく書類などがありますので、その際のご準備のみお願いいたします。
  • 設置するのはどんな方が多い?
    当社のお客様が蓄電池を導入される際の最も多い理由が下記です。
    ・FIT(固定買取期間)が満了となり売電単価が下がってしまったので、自家消費に電気をまわすため
    ・高騰している電気代の削減対策として
    ・災害等の停電時への備えとして
  • 製品・機器について
  • 「蓄電容量」「定格出力」って何?
    【容量】・・・電気を電池の中にどれだけ蓄えることができるか
    単位はキロワットアワー(kWh)で表し、値が大きい程、蓄えられる量が増え、長時間使用することができます。

    【定格出力】・・・蓄電された電気を一度にどれだけ出力できるか
    単位はキロワット(kW)やケーブイエー(kVA)と表され、値が大きい程、蓄電池で蓄えた電気で一度に動かせる機器が増えます。接続する機器の消費電力の合計は定格出力よりも低くなければなりません。

    蓄電容量(kWh)と定格出力(kW)のイメージ
  • どのくらいの容量を選べばいいの?
    各ご家庭の世帯構成や生活環境によって必要な容量は異なってきますので、当社では一般家庭向けの低容量~大容量、産業用と幅広く取り扱っていますので、ヒアリングしながらお客様に合った製品をお選びいただきます。
    また、容量をお選びいただく際には以下の視点で蓄電容量を算出します。
    ・現在の電気のご使用状況(昼間/夜間のご使用バランスなど)に応じて
    ・太陽光発電の設置容量に応じて
    ・停電時にどの電化製品をどのくらい使用したいか
  • 何時間くらい使用できるの?
    使用時間は蓄電池の容量や定格出力によって異なります。
    単純に〇kWh であれば何時間使用できるといったものではなく、その時に使用する電気の量によって使用できる時間は異なります。下記は使用パターンの一例です。

    停電時の機器使用時間の1日の使用パターン例(満充電時)
  • 充電時間はどれくらい?
    家庭用蓄電池は標準的なもので1時間当たりで約1.5~2.0kWh、急速タイプだと1時間当たり4.0kWh充電できるものもあります。メーカーによって異なりますのでお気軽にお問い合わせください。
  • 運転音はどのくらい?
    制品によって多少違いはありますが、ほとんどの製品において45dB(デシベル)以下と、日常生活で「静か」と感じるレベルです。
  • 寿命はどのくらい?
    メーカーや設置場所・充放電の回数によって前後しますが、一般的に約10~15年と言われています。
    蓄電池購入時には蓄電容量を保証するメーカーによる長期保証がついておりますので、保証期間内は安心してお使いいただくことが出来ます。
  • 保証はあるの?
    各メーカー・機種によって異なりますが、家庭用蓄電池では10~15年の無償保証が多くなります。
  • 単機能・ハイブリッドとは?
    【単機能】
    太陽光パネルと蓄電池のそれぞれのパワーコンディショナ(パワコン)が別々になっているタイプです。
    ◎ハイブリッド型に比べ、本体価格が安い傾向にある
     太陽光発電システムと併用の場合は太陽光発電用のパワコンの交換設置が不要
     太陽光発電用パワコンと蓄電用パワコンのいずれか一つが故障時も故障していない方は独立して使用ができる
    ▲変換ロスが発生する
     停電時の出力が低い
     蓄電池用のパワコンを設置するスペースが必要になる

    【ハイブリッド】
    太陽光発電用パワコンと蓄電用パワコンが一体型になったタイプです。
    ◎発電効率が良い(変換ロスが少ない)
     パワコンが1台で済むので省スペース
     現在ご使用の太陽光発電用のパワコンが更新時期を迎えている場合、更新を兼ねて導入できる
     停電時でも高出力を維持
     運転モードが豊富な機種が多い
    ▲単機能蓄電池と比べ、本体価格が高い
     すでに設置している太陽光発電の種類によっては対応できない場合もある

  • 特定負荷型と全量負荷型って何が違うの?
    【特定負荷】
    停電時に蓄電池から電気を賄う設備を事前に分電盤から選択しておき、もしもの停電時には選択したエリアのみに蓄電池から電気を賄うタイプのことです。
    ◎使用箇所を限定するので停電時に長持ちしやすい
     全負荷型に比べてサイズが小さい製品が多い
     同容量で比較すると、価格が安い傾向

    【全負荷】
    停電時に家のすべての電気機器に電気が供給されるタイプで、全ての部屋で電気を使用できます。
    ◎200V対応の製品が多く、停電時でもエアコン・IH・エコキュートなどが使用でき、オール電化住宅に最適
     災害・停電時でもほぼ変わらず電気が使える
     メーカーや機種が豊富で様々な選択肢がある

  • サイズはどのくらいなの?
    製品種類や容量によって異なりますが、さまざまメーカー製品をお取扱いしておりますので、ご家庭の設置場所・電気のご使用状況によって、お選びいただけます。

    【参考例】蓄電池のサイズ

    ※上記は蓄電池ユニット本体のサイズ例であり、この他にパワーコンディショナの設置が必要となります。

  • 設置後の運用について
  • 設置後はすぐに利用できる?
    蓄電池の利用は申請認可後の他、設置後に電力会社の検査を受ける必要があり、約2~3週間程度要します。
  • 操作は必要?停電時はどうなるの?
    通常時は操作は不要です。停電時にも基本的に自動的に切り替わります。ただし特定負荷型の機種によっては太陽光発電システムの自立運転操作が必要な場合があります。
  • 蓄電池にメンテナンスは必要?
    基本的にはメンテナンスは必要ございませんが、定期的に蓄電池本体の吸気口、排気口周辺の異物の確認や、ホコリや砂を取り払っていただくことをおすすめしています。
  • 蓄電池を使用する上で、よくあるトラブルは?
    蓄電池の使用上での不具合で多く挙げられるのは「蓄電池の停止」・「蓄電容量の低下」の2点です。

    【蓄電池の停止】
    蓄電池の停止にはさまざまな原因が考えられ、初期不良、内部でショートが発生、使用電力の高い家電製品などを特定負荷に繋いで使用した等、故障して機能が停止する場合もあれば、エラーメッセージが表示されて充放電が行われなくなったという事例も多くなっています。当社ではメンテナンスやアフターフォローのサポート体制もございますので、気になる点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

    【蓄電容量の低下】
    以前に比べて、蓄電容量の減りが早くなったと感じ、蓄電池の充放電量を確認すると蓄電容量が低下していたということがあります。蓄電池は使い続けることでバッテリー性能が低下していきますが、これは故障や不具合というわけではなく、経年劣化によるものがほとんどです。スマートフォンを長くご使用されるとバッテリーの持ちが悪くなるのと同じです。
    各蓄電池メーカーのほとんどが10年で60%以上などの条件を設けて、10-15年の容量保証をつけておりますので、条件内であればメーカーが無償で修理や交換といった対応をしてもらうことが可能ですが、ご不明な場合は、当社までお気軽にお問い合わせください。

  • その他
  • 蓄電池のメリット・デメリットは?
    現在でのメリット(長所)・デメリット(短所)は下記が挙げられます。

    メリット:
    ①電気代を節約できる
    深夜電力や太陽光で発電した電力を深夜時間帯以外で使用することで電気代の節約に繋がります
    ②FIT満了後の新たな選択肢
    蓄電池の導入で電気を自家消費に切り替え、大幅に買電量を減らすことでき、電気代の削減に繋げます
    ③災害などの停電時でも電気が使える
    スマートフォンの充電や冷蔵庫、照明、冷暖房など停電時でもライフラインが使えることが何より魅力です

    デメリット:
    ➊設置スペースが必要になる
    対策:スペースと必要量に合わせて屋内・屋外/コンパクトタイプなど多種ある製品から検討する
    ➋初期費用が高い
    対策:ご予算・現在の電気のご使用状況に見合った製品を選択する/導入前にシミュレーションを活用して長期的な電気代への効果を理解する/補助金・リースを活用する

  • 蓄電池の設置に関する補助金はないの?
    補助金の有無は設置される時期や、お住まいの各自治体により異なります。当社で設置される場合は、該当する補助金などがございましたら、当社よりご案内いたします。
    設置をご検討されている場合でもお問い合わせいただければ、各自治体の補助金の状況を確認致しますので、お気軽にお問い合わせください。
  • 蓄電池に貯まった電気を売ることはできるの?
    蓄電池に充電された電気を売電することはできません。
    蓄電池と太陽光発電システムが設置されたご家庭で、発電した電気を売電する場合のイメージは下記です。

  • V2Hの取扱いはあるの?
    V2Hのお取扱いもございます。
    詳しくは、よくあるご質問-Q&A-「住宅設備(V2H・EV/PHV充について」ページをご参照、または、お気軽にお問い合わせください。