よくある質問

設置・環境について
  • どんなところに設置出来るの?
    建物の屋根や屋上、遊休地など太陽の光が受けられるところであれば基本的には発電はどこでも可能です。規模に関係なく発電効率はほぼ一定なので、設置場所の規模・目的に応じた容量で設置をご提案します。ただし、建物の構造や強度、土地の地目によっては設置できない場合がありますので、まずはご相談ください。
  • 設置方位や設置する角度は決まっているの?
    日射量の最も多い南面に約30度の傾斜で太陽電池モジュールを設置すると発電量が最大限になるといわれています。
    ただし、西面、東面に設置した場合でも南面に設置した場合の約 85% となりますが、発電には十分適している方位です。
  • 設置するのに申請などは必要?
    太陽光発電設備は発電所であり、「電気事業法」の対象となります。システムの出力規模等によって、必要な手続きは異なります。例えば、住宅用など小容量(50kW 未満)の場合には基本的に届け出は不要です。但し、電力会社との事前協議は必要となります。低圧連系または独立電源システムの 50kW 未満や出力規模が 50kW 以上 2000kW未満の場合は経済産業局に保安規定を届け出る必要があります。さらに、 2000kW 以上の場合には、工事計画の届け出や使用前安全管理審査が必要となります。
    発電した電気を固定価格買取制度(FIT )で売る場合には、太陽光発電設備としての国の「設備認定」を受けることが必要です。加えて、設置する自治体によって、個別の手続きが必要な場合がありますが、設置に必要な申請は当社でお調べいたします。
  • 設置費用はいくらかかるの?
    太陽光設置システムを設置するには、太陽電池モジュール、パワーコンディショナ、接続箱、ケーブル、架台などの機器と、電気や設置の工事費等の費用がかかります。これらをトータルした費用は、設置場所の条件、屋根材の種類や形状、設置面積などにより大きく異なりますので、無料お見積りをご依頼ください。
  • どんな屋根でも設置出来るの?
    屋根に合わせた工法を選択することで、一般的な住宅の屋根であれば、基本的にはほぼすべての屋根に設置できます。なお、家屋の状況によっては屋根などに補強が必要な場合があり、設置できない場合もあります。
  • 屋根は傷つかないの?
    太陽光パネルを設置する架台を屋根に固定する際に、メーカー指定の施工方法として屋根に穴を開ける施工方法が多いですが、屋根材・屋根の仕様によっては穴を開けない工法もあります。穴を開けた場合でも、しっかりとした防水処理を行いますので、雨漏りの心配はありません。パネルを屋根に設置することで、太陽の熱をさえぎる遮熱効果が高まったり、パネル下の屋根材が風雨にさらされなくなったりと、屋根が傷みにくくなるというメリットもあります。
  • 工事期間はどのくらいかかる?
    住宅用システムにおいては通常、1〜2日程度で終了しますが、足場が必要な場合は設置と解体で前後1〜2日が必要となる可能性があります。また、後日電力会社との系統連系がありますが、それも数時間程度で終了します。
  • 既築住宅でも設置できる?
    建築基準により屋根には積載荷重による対強度が求められます。太陽光パネル・架台の総量は1枚当たり約10kgであり、屋根に大きく負担がかからないよう、重みを分散しながら施工します。各パネルメーカーもそれらを考慮して設計・開発しておりますので、ご安心ください。
  • 室内に設置する機器はあるの?
    室内には、パワーコンディショナ用のブレーカー・パワーコンディショナ(屋外の場合もあります)・発電量が見える「発電モニター」を設置します。
  • 発電について
  • 地域によって発電量に違いはあるの?
    地域によって日射量に差がありますので、発電量にも地域差が出ます。また、日射量のほかに気温等に影響されるので、季節によっても差があります。地域によって気象条件が異なるため、一概には言えませんが1年の中で3〜5月が最高の発電量となることが多いです。
  • 操作は必要?難しくないの??
    太陽光発電システムは全て自動運転しますので面倒な操作は不要です。
  • 停電したとき、どうなるの?
    住宅用の太陽光発電システムの場合、停電時は自動で運転を停止しますが、日中の日射時であれば手動でパワーコンディショナを自立運転モードに切り替えることにより 1,500W までご家庭内で電気を使用出来ます。
    ※天候や季節、時間帯によっては発電が不安定になる場合があるのでご注意ください。
  • 天気が悪い日はどうなるの?
    太陽光発電は、曇りや雨の日は発電量が少なくなりますが、日射量がある限り発電自体は行われます。積雪などで太陽光パネルへの日射が遮られた場合は発電できませんが、雪が融けて日射が再開すれば発電が始まります。発電量以上に使用量が多い場合、不足分の電気は電力会社から購入するか、蓄電池などを活用することも可能です。
  • 発電状況は確認できる?
    発電モニターにて確認することができます。また、メーカーによってはオプションでパソコン・スマートフォンなどで専用webサイトから確認ができ、また、専用のアプリがある場合は外出先での確認も可能となります。
  • 製品・機器について
  • どのメーカーの製品を扱っているの?
    シャープ・パナソニック・京セラなどの各主要メーカーの製品に加えて、他メーカーも多数取扱っておりますので、ご希望に応じたご提案が可能です。
  • 耐久年数はどのくらいあるの?
    一般的に太陽電池モジュールは約20年以上、その他の機器は10年程度で設計された機器を使用しています。
    ただし、電気製品で共通していることですが必ずしも寿命は決まっておらず使用状況にもよりますので、あくまで目安としてお考えください。
  • 保証はどうなっているの?
    各メーカーによって異なりますが、50kW 未満の太陽光発電設備の場合、ほとんどに通常10年の保証がついており、当社では延長オプションで15年の保証を選択されるお客様が多くなっています。
  • どんな機器が設置されるの?
    「太陽電池モジュール」とモジュールを取り付けるための「架台」、必要に応じて架台を設置するための「基礎」を設置します 。屋内あるいは屋外の雨露が直接かからない壁面に太陽電池モジュールで発電した直流電力を交流電力に変換する「パワーコンディショナ」、発電量を確認する「モニターディスプレイ」を屋内に取付けます。
    また、太陽電池モジュールからの電力を集めるための「集電箱」を取り付ける場合もあります。
  • 発電時に騒音は出ない?
    発電時はパワーコンディショナからわずかな音(定格運転時の作動音レベル:約40db程度)が出るのみで、エアコンの室外機より静かといえます。また、太陽光発電は日中にしか発電しないため、日中の騒音レベルを考えると決して大きな音ではありません。
  • 電気料金・売電について
  • 設置後すぐに使用・売電出来るの?
    太陽光発電システムを設置後、2〜3週間で電力会社が「売電用メーター」の設置に訪問します。売電メーター取付完了後、システムのご使用が出来るようになります。
  • 固定価格買取制度(FIT) を詳しく知りたい
    再生可能エネルギーで発電した電気を、国が定める価格で一定期間、電気会社が買い取ることを義務付ける制度です。電力会社が買い取る費用の一部は、電気をご利用の国民の皆さんから再エネ賦課金という形で使用電力に比例した金額が集められています。
  • 電気はいくらで売れるの?
    固定価格買取制度(FIT)での買取価格・期間は住宅用 10kW未満)、産業用(10kW以上)で異なり、ご契約年度によっても異なります。

  • 電気は売るのと、自分で使うのではどちらが得?
    FIT開始直後は買取価格が高く、全量売電が主流でしたが、近年では買取価格が下落する一方で、電気料金の高騰により、契約内容によっては売電価格が買電価格を下回る場合もあります。そのような背景に後押しされて 電気を自家消費することへのメリットが大きくなっています 。そのため、電力会社から買う電気量を減らす目的で、発電した電気を全て自家消費する「完全自家消費型」や発電した電気を自家消費して、余った分を売電する「余剰売電型 」といった選択をされるお客様が増えています。
    ただし、お客さまの現在の電気のご使用状況によって最適なプランは異なりますので、当社ではシミュレーションを使用してご状況に応じたご提案をさせて頂きます。
  • 製品代の元は取れるの?
    一般に10〜20年程で元がとれるといわれていますが、設置時期、設置容量、設置条件やライフスタイルなどによって個人差がありますので、お客様のご状況にあわせてシミュレーションを使用してご説明させていただきます。
  • 4人家族の電気代をまかなうには?
    各ご家庭における電力消費量は、設置する地域やライフスタイル等により大きく異なるので、ここでは標準的な例として、省エネルギーセンターが発表している総合エネルギー統計平成15年度版(平成12年国勢調査ベース)を参考とします。この統計では4人家族での平均年間消費電力量はおよそ5,500kwhとなっており、5〜6kW相当の太陽光パネルを設置すれば、ほぼまかなうことは可能です。
  • メンテナンスについて
  • 設置後のメンテナンスは必要?
    基本的にお客様自身でのメンテナンスはほとんど必要ありませんが、長期間、安全・快適に太陽光発電システムをご利用いただけるよう、設置後1年以降、4年に1度以上の頻度での定期点検を推奨しています。通常の汚れは雨風によって流れるため、掃除の必要はありませんが、鳥の排泄物や落ち葉が大量に積もった場合、受光障害により発電電力が低下します。汚損が著しい場合は、該当する太陽電池セルが周囲のセルに比べて温度が上昇する「ホットスポット現象」とよばれる現象が発生し、火災などに繋がる場合もあります。日頃から発電量をこまめに確認することで、太陽光発電システムに不具合等が発生した場合、早めに発見できます。
  • 故障しているようだけど、どうしたらいい?
    機器に不具合の症状が出た場合だけでなく、少しでも疑問に感じられることがある場合はお気軽に当社にお問合せ下さい。不安が解消されるまで、迅速・丁寧にご対応いたします。
  • 違う会社で購入したが、対応はしてもらえるの?
    当社では、購入会社が異なる場合でも、喜んでご対応させて頂きます。
    適切なご対応が出来るよう購入時のご状況をお伺いさせて頂くことがございますが、ご理解いただけると幸いです。
  • その他
  • 太陽光発電のメリット/デメリットは?
    現在でのメリット長所 ・デメリット短所は下記が挙げられます。
    メリット:
    ①電気代を節約できる蓄電池・電気自動車・オール電化で相乗効果
    ②災害などの停電時でも電気が使える
    ③自家消費で電気代高騰時でも影響を受けにくい
    ④売電収入が得られる場合もある
    ⑤持続可能な社会づくりへの貢献
    ⑥屋根の断熱効果アップ
    ⑦発電方法としては安定的で故障の少ないエネルギー変換器である
    デメリット:
    ➊発電量が天気に左右される
     対策:蓄電池導入で天気の良い日に貯めた電気を効率的に活用
    ➋導入費用が高い
     対策:ご予算に見合った比較的安価で高品質メーカー製品を選択する/導入前にシミュレーションを活用して長期的な電気代への効果を理解する/補助金・リースを活用する
    ➌設置が向いていない家もある
     対策:方向による発電量の違いがありますので、設置前に詳細のシミュレーションの上で判断する
  • 設置・購入に補助金はあるの?
    地方自治体によっては支援制度を設けている場合があります。お住まいの地域によっては、太陽光発電システム設置時に自治体の補助金を受けられる場合がございます。最新の情報 は当社からもご提供させて頂きます。
  • kW(キロワット)とkWh(キロワットアワー)の違いは何?
    電力(1kW=1,000W)とは瞬間の電気の大きさを示す単位であり、電力量(kWh)は一定の時間に使われた電力の総量を示す単位です。言い換えると、kWは機械を動かすために必要な消費電力(出力)を表していて、kWhは時間あたりにどれだけ電気を使ったか(消費電力量)を表しています。
    例えば、消費電力が1,200W(=1.2kW) のドライヤーを1時間使用した場合の電力量が1.2(kW)×1時間(h)=1.2kWhとなります。

    電力と電力量のイメージ

  • 変換効率ってなに?
    太陽電池が太陽光などの光エネルギーが、どれだけ電気エネルギーに変換出来たかを示しています。変換効率が高いほど発電した電気をロスなく使用することができます。但し、変換効率はあくまで参考値であって、設置の際には設置面積にどのくらいのパネル容量(kW)が設置できるかといったことが重要になってきます。
  • どのくらい環境にやさしいの?
    1kWの太陽光発電システムの年間発電量は約1,000kWhといわれており、住宅用太陽光発電システム5.5kWを設置した場合、年間では5,500kWh前後の発電量となり、5,500kWh×0.453kg CO2/kWh(※)=年間約2,491kg前後のCO2を削減できる計算になります。
    植林効果に換算するとこれは、杉の木約178本分の年間CO2吸収量に相当します。
    (杉の木1本当たりの年間CO2吸収量は平均14kgなので、2,491kg ÷ 14kg=178本)
    ※CO2削減量については、排出係数として令和2年度実績値(令和4年1月環境省・経済産業省公表)である代替値0.453kg CO2/kWh を使用しています。

    また、発電設備の製造 時に消費するエネルギーの観点では、製造時に消費したエネルギー量を発電するエネルギーで回収できる期間を「エネルギーペイバックタイム(EPT)」といいます。太陽光発電システムのEPTは、結晶シリコン系で1.6〜2.5年、薄膜シリコン系で約1.5年と言われ、太陽光発電システムのEPTはシステム寿命よりずっと短く、ETP経過後は、クリーンな電気を発電できることになります。今後の発電性能の向上や太陽光発電の普及が進み、電力全体のCO2排出係数が下がるにつれて、太陽光発電を含む全ての発電方法のEPTはさらに短くなるものと予想されています。

    地球環境にやさしいとは、人間を含めた生き物が今後も持続可能であることです。未来を見通すと再生可能エネルギーは人類が消費するエネルギーの大半を占めるといわれています。その中でも太陽光発電システムは、太陽エネルギーを利用して電気を作ることと、製造過程から発電を通してCO2の排出量が少なく、製造時に要するエネルギーも2年前後で回収できることから、地球環境にやさしいと言えます。